絶望的青春の救世主

 思春期にありがちな、ロックミュージシャンの言葉や、その信者たちと肩を寄せ合う場所があるということをよすがにして、どうにか乗り切ってきた青春だった。
 恥じるようなことではなく、今も輝く眩しい記憶。
 ただその記憶はハレーションを起こしていて、当時どのような感情を抱いていたのかはもはや見えない。

猿としての僕ら

そろそろメールマガジンが廃刊になる(自然消滅させる)ので、そちらで毎回書いていた言葉のいくつかを転載してみた。
何の力も技術もない言葉でも、今の自分には書けない言葉に違いないから。
枯渇した私がいつかまた潤いますように。

思春期

どうせいつか失うものを掻き集めて
似たものを違うように加工して
儚いからこそ美しいだなんて 君は
 
思い込みで
 
得た輝きをそうやって蔑ろにして
そのくせ若さゆえに溢れんばかりだなんて 君は 君は