風待ち

世の中ではフジロックという催しがありまして

現地に行けなくてもYouTubeで配信などしてまして

プロジェクターもスピーカーも準備して堪能しようとしたくせ

うっかり寝落ちして見逃したGRAPEVINEのリピート配信を待って楽しんで朝4時を過ぎました

バンド25周年おめでとうございます

古い曲も最新曲も行き来してくれて嬉しい


GRAPEVINEに触れると、なんだか言葉を書かなきゃ、書かなきゃ、と思わされる

たぶんそれは最も言葉と共にあった頃にこのバンドを知ったから

もう何年もまともなことは書いていない

書こうとすらしていない

そのことにずっと焦っていると言いながら何年も経っている


数ヶ月前に仕事を辞めて絶賛無職、時間はある

この数ヶ月をかけてキーボードの準備なんかをした

書くには無意識にタイプできる物理キーボードが必要だ、と理由をつけて

キーボードを買う前にはiPad miniも買った

iPhoneiPad ProもMacAndroidもあるのに、持ち運べてかつ見やすい画面が必要だ、と理由をつけて

書くことをしたいなんていっても、小説を書きたいとかじゃない

ただ書くことをする人間でありたい

それだけのために理由をつけて何かを準備した

準備ができても書かずにいる

ただの日記でもいいのにね



風待ち

あの頃、そうなるのかもなぁ、そうなるんだろうなぁ、と遠くを見るように聴いていた

そうなったよ

そうなっていたよ


風が吹いた気がしたので

とりあえずちょっとただただ書くのはそういう理由

追記:せっかく買ったキーボードを使わずに書きました