きっとずっと寄り添えない

手首の傷がぱっくりと口をあけて、
どんどんと自分の皮がひっくり返っていく夢を見た。
生皮を剥がでてすべてひっくり返る。皮だけで空っぽ、人の形だけしたものの完成です。
私だった何か中身が残って、動けずに落ちている。新しく私になったものを見ている。
 
こんな夢を見る私は、誰とも、きっとずっと寄り添えない。