性癖を考える

 本日は、性癖について考えましょう。
 先天性ですか? 後天性ですか? 
 ものによります。
 
 (ここで回想)
 
 幼稚園児の頃の、寝る前の妄想ごっこ
 悪の組織にとらわれて、身体改造
 とりつけられたスイッチによって、
 強制的に行動させられてしまいます。
 嫌なのに、嫌でも、逆らえません。
 息すら自由にできないことも。
 苦しい、苦しい、苦しい、耐えきれません。
 そうして悪の組織に屈します。
 
 (回想おわり)
 
 ところで子どもというものは、そもそも最初から
 世界というものを認識できるわけではありません。
 自分、と、その他=世界、を区別できるようになるのは
 3〜5歳頃と言われています。
 そんなお年頃。
 そんなお年頃に、
 「強制的な屈服」「服従」「窒息」の妄想ごっこ
 英才教育でもされたのでしょうか。
 そうでなければ。
 そうでなければ?
 
 もしかして、先天性の性癖、なんて。
 ありえるような、ないような。 
 どこにあるんでしょう、答えは。どこにも。

わらった日記

 
もうきっとこれは治らないのかもしれないけれど
どうしても笑ってしまうくせがあって
それは危ういときほど
端的にいうならば
「やばい」ほど
 
誤解を受けることは多々ある
叱責を受け止めていないように見えたり
誰かを馬鹿にしているように見えたり
実際がどうあれ、そのように受け止められたら
その時点でそうでしかない
言い訳はできない
 
おそらく単純に表情が乏しいのだ
悔しい、悲しい、切ない、を
同じ表情でしか表せない
 
いや、けれどこれはやっぱり言い訳で
表情如何ではなく、それに伴う言動の問題か
反省を感じられる言動ではなかったのかも
馬鹿にしているとしか思えない言葉選びだったのかも
「自覚できていないことが問題!」
 
すでに行ったことは
取り返しがつかない、ね
誠意とは 誠意とは

幸福

隣にいるあなた
幸福であれ
 
通りすぎたあなた
幸福であれ
 
あなたはきっと、だれかと幸福に過ごすでしょう
あなたもきっと、だれかと幸福に過ごすでしょう
 
わたしはそっと、だれにも告げずに死ぬでしょう

うぶ

時折思い出される「はじめて」
すべての「はじめて」
人には言えないことの多い人生です
仮にこの先また誰かを愛して
あわよくば 愛されて
けれど決して明かせない
そんな話ばかりです
 
取り返しのつかない「はじめて」
過ぎてしまった今まで

Answer

時間をかければ理解できる
そんなのは当たり前のことで

今日は50分で 出来たこと
明日は30分で 願わくば

それにしても、
答えを知っていることが大事なのではなくて、
理論を知っていることが大事なのだなと常々

理論に沿って情報を集めれば、答えは自ずと
その形を浮き上がらせる



安易に、答えを欲しがらないように、
形が見えた瞬間の、その感覚を忘れないように、
とりあえずの備忘録 それではおやすみ

朽葉

 言葉というよりは言の葉、まさに言の葉
 それがふわりと胸中に舞い降りる、あるいは舞い散る
 そのようなことがかつてはよくありました
  
 いまはまるで、土中を探す心持ち
 湿気て腐った言の葉を掘りおこしては
 やぶれないように、掌にのせる
 どうにか乾かしてみましょう
 「ああ、なんとか読めるようになった。」
  
 しかしながらもはや
 撫でてさえ砕ける
 かそけき言の葉